2020年の革新的な人工知能企業 【Part 1】
人工知能は、コンピューティングのほぼすべての側面において、トレンドというよりも中核的な要素となる変曲点に達している。
これらの企業は、
- 自動運転
- 脳卒中の治療
- 水漏れの検出
- ファーストフードの注文の把握
などなど、あらゆる分野にこの技術を応用している。そしてその中には、今後数年でさらにアルゴリズムの革新が進むであろうAI対応のチップを設計している企業も存在する。
1. Graphcore
次世代のAIアプリケーションを実現するためにコンピューティングのあらゆる側面が機械学習やその他のAIによって変革されつつある中、企業は既存のCPUやGPUにヘビーなアルゴリズムを投げるしか手はないのか。
GraphcoreのIntelligence Processing Unitはアルゴリズム取引などのタスクに特化することで、数値計算を数時間から数分に短縮することを可能にしたイギリスのブリストルを拠点とする新興企業である。現在、DellのサーバーとオンデマンドのMicrosoft Azureクラウドサービスとして出荷されている。
2. Persado
セール情報やクーポンにはマーケティング効果が高くても、高頻度でユーザーにその情報を送るのはかなり労力がかかる。
AIを用いてマーケティング言語を自動生成するPersadoはその仕事を代行してくれる。同社のアルゴリズムは、ブランドが潜在顧客に伝えたいことを学習し、最も効果的なアプローチを提案する。
2019年には、PersadoはJPMorgan Chaseのような大企業と契約を結び、同社のすべてのマーケティングに同社のAIを使用する5年間の契約を結んだ。過去3年間でPersadoは、年間経常収益を2倍に増やしたと主張している。
3. LIVEPERSON
メッセージングアプリで顧客の意図を見極める達人になるために
AIが親切で知識豊富なカスタマーサービス担当者の代わりになるのは、まだ先であることは事実。
しかし、LivePersonの会話型AIは、企業が人間の担当者を最大限に活用できるように支援する。機械学習を取り入れたこのサービスは、入ってきた問い合わせを最適なエージェントに振り分け、学習しながら、より的確なカスタマーサービスを提供できるようになる。
テキストメッセージングからWhatsApp、Alexaまで、あらゆるものに対応。